「逆転」したい人が逆転できない本当の理由

戯れ言

世の中「逆転」に飢えている。

今年の年始にそごうと西武が出した「逆転」広告も話題になった(らしい)。

この広告は文を逆から読むと、ネガティブな表現がポジティブになるよ、というものだ。

小兵力士の炎鵬を使った「逆転できる」ことを示したコンセプト広告だ。

考えてみると世の中は「逆転」願望に溢れている。山積みされている自己啓発本の類なんかは、殆どが「どうやったらこのダメな人生を逆転できるか」という方法や法則を謳っている。

断言しても良いが、そういった本を読んだ人の99.99%に逆転は起こらない。

何故か?

簡単に言うと下記の2つが大きな理由だ。

まず一つ目の理由としては、逆転自体がそもそも偶然の産物だからだ。人はストーリーを求めたがる。

同じことをやって同じ努力をして同じ能力があっても、必ず同じ結果になるとは限らない。その中でたまたま偶然に社会的に成功したものに人は後付けで法則を探し、さらに様々な事例を引っ張って肉付けしてしまう。

つまり、「逆転」は狙っていたからできるわけではないのだ。

そもそもの大前提として、今この文章を読んでくれているあなた自身が、この星のこの国に生まれているという偶然があることを忘れてはならない。

また、もう一つの理由としては、逆転したいという発想そのものが間違っているということだ。

逆転発想には現状の否定が含まれている。現状に満足できない、こんな自分は自分ではない、という負のエネルギーから生まれる思考だ。

果たしてそんな負の思考が逆転をもらたすだろうか?

たまにある偶然を除いては、「逆転してやるぞっ!今にみてろっ」という思考は、少なくとも心身の健康には確実に良くない。

それよりも重要なことはなことは逆転したいという気持ちがどこから来ているのかをクールに突き詰めることだ。この時にあまり感情を交えてはいけない。感情は良く間違いを起こす。

気持ちがどこから来ているかが分かったら、とりあえず現状を肯定することだ。五体満足で病気もしておらず、食欲もあって、何より一応今生きている。とりあえずこれだけでヨシとする

面白いものだが、現状にしっかりと感謝(肯定)すると、心身ともに「否定」が抜けていくので自然と元気になる。

元気になるということは表情が少し明るくなる。

頭がちょっとだけクリアになって考え事がしやすくなる。

元気で明るくて考えがきちんとしている人といると、周りの人が気持ちが良くなる。

周りの人の対応が良くなる。

そうするとさらに自分も元気になる。

あえて逆転が起こりうるとしたら、逆転思考から離れた上記のような思考になったときに、知らないうちに成されていることが多い。

例えば「絶対に売れてやるぞっ!」と思っている芸人さんのネタは面白くないし、やはり売れにくい。理由は前述の通りだ。

それよりも純粋にお笑いが好きなら、楽しみながらネタを作ったり、人が笑ってくれることを追求しながら、その毎日を肯定して楽しむべきだ。

アルバイトをしなければならないとしても、そのアルバイト先での出来事などを肯定して、周りにいる人と気持ちよく過ごせる毎日を作り出すべきだ。

そこら辺を反対に捉えている人がかなり多い気がするのだ。

結論。まー何というか、簡単に言うと、未来も過去も大したことはないから、今現在をできるだけ元気にいられる方法を考えた方が生きやすいよ!ということだ。

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