「幸せになりたい。。。」
「そう思いながら色んな事もしてきたし、色んな本も読んだけれど、相変わらずモヤモヤとして幸せとは程遠い状態。。。」
そんな人、実は多いのではないでしょうか?
世間で話題になるベストセラーには「◯◯で幸せになれる方法」「なりたい自分になる」「ポジティブシンキング」「挑戦するものだけが◯◯」など、前向きな言葉が溢れています。
でも、何度もそのように振る舞ってみたのに、今幸せになれていないって変だと思いませんか?
では、幸せになるには一体どうすれば良いのでしょうか?
結論から言いますと、幸せになる方法はたった1つ。
「マイナスサイドを洗い出して、排除すること」
これだけです。
世の中の幸福論では、あまりにもプラスサイド(ポジティブ、なりたい自分、挑戦、などなど)だけに注目するために、上手くいかないんです。
今回はこのマイナスサイドの排除に焦点を当ててお伝えします。
Contents
プラスサイドとは?
ポジティブシンキング、なりたい自分になる、挑戦する、大きな夢、高いステージ、などなど、世の中では当たり前に良い事といわれているカテゴリーです。
プラスサイドは「期待と願望」を表しています。
つまり、「不確定な未来」について対処していく思考です。
マイナスサイドとは?
ネガティブシンキング、不安、過去の失敗、ストレス、などなど、世の中ではあまり考えない方が良いといわれているカテゴリーです。
マイナスサイドは「事実と経験」を表しています。
つまり、「確定している過去」について対処していく思考です。
マイナスサイドを排除すべき3つの理由
不確定な未来に対して、いくら頑張ってみたところで、そこはあなたにはコントロールできません。
もちろん目標に向けて頑張ることは良いことです。しかし、その目標が実現されていないとしても、それはあなたにはどうしようもないことなのだから、ストレスを抱える必要はないのです。
それよりも、確定している過去であるマイナスサイドに焦点を当てて、確実に排除していくことの方がはるかに重要で、はるかに健康的な行動なんです。
では、その具体的な理由をお伝えいたします。
プラスサイドはコントロールできない
何が幸せを保証できるのか?
この質問には、歴史上のあらゆる偉人も答えを出せていません。せいぜい曖昧な精神論になるのがオチです。
何故ならプラスサイドのほとんどは「未来」を表しているので、現在の僕らがコントロールできるはずがないからです。
世の中のベストセラー本の99%が役に立たないのは、コントロール不可能な未来のプラスサイドをまるでコントロールできるかのように語っているからなんです。
マイナスサイドはコントロールできる
何が幸せの妨げになるのか?
この質問には誰もが答えることができます。
しかも精神論ではなく、具体的な事例として挙げることができます。
何故ならマイナスサイドは「過去」の蓄積から洗い出すことができるので、僕らがコントロールすることができるからです。
つまり、「幸せの妨げ」はコントロールして排除することができるということです。
マイナスサイドの排除で勝手にプラスサイドは付いてくる
コントロール可能なマイナスサイドを排除することだけに集中してしまうと、ポジティブなプラスサイドがおざなりになると思うかもしれませんが、全く心配はいりません。
むしろ、頑張れば排除できるマイナスサイドを放置したまま、頑張ってもどうにもならないプラスサイドに力を入れている事ほど、不毛なことはありません。
マイナスサイドを排除していくと、実はプラスサイドは自然と発生します。
例えば、いくら夢や希望を持っていても、慢性的なストレスを抱えながら、貯金もなく、嫌な仕事を我慢し、愚痴を言う人々に囲まれながら生活をしていたとして、果たしてこの状態でプラスサイドの事が実現されるでしょうか?
マイナスサイドを排除すると、ストレスなく笑顔で生活し、十分な貯蓄があり、向いている仕事をし、楽しい事しか言わない人々に囲まれながら生活している、という状態になります。
当たり前ですがマイナスサイドを排除した場合、自然とポジティブな考えになり、精神状態も安定し、プラスサイドが自然と転がり込みます。
考えてみたら当然のことですよね?
でも、それだけプラスサイドの洗脳が世の中に浸透してしまっているということなので、客観的に自覚することが必要なんですね。
マイナスサイドを洗い出す方法
マイナスサイドの排除が幸せへの一番の近道だということは分かりましたが、マイナスサイドの事柄はどうやって洗い出せば良いのか?
こちらも洗い出すと結構当たり前のことが多いですが、以下の2つの方法をおすすめします。
一般的な不幸せの例から洗い出す
誰もがわかる不幸せの例ってありますよね?
そこからまず考えつくだけ洗い出してみます。
一般的なものをとりあえず書き出しておきますね。
【一般的なマイナスサイドの例】
アルコール依存症、タバコ依存症、慢性的なストレス、電話、SNS疲れ、騒音、寝不足、借金、長い通勤時間、嫌いな仕事、失業、貯金がない、結婚生活、自分への期待、経済的依存、家族関係、孤独、愚痴のある環境、評価を気にしすぎる事、他人と常に比較される環境、自己嫌悪、嫉妬、怒り、被害者意識、うつ病、高すぎる目標、下げられないプライド、見栄 などなど
過去の自分の不幸せの例から洗い出す
次に、一般的な例の中からさらに掘り下げて、特に自分に当てはまるものを洗い出します。
例えば僕の場合は、電話のコミュニケーションが普通の人よりもストレスになるので、ほとんどの場合もう電話には出ません。
また、自分への過度な期待を自覚してからは、全く自分に期待していません(笑)
より個人的な事柄で、マイナスサイドとして深く影響していることがあれば、すぐに排除するべきです。
マイナスサイドを排除する3ステップ
マイナスサイドの排除が、いかに良い人生を送り幸せになるために必要なのか、大体把握できたと思います。
しかし、実践に当たって注意が必要なのは、この実践自体がストレスにならないようにする事です。
いきなり全てを排除するのは、できなかった場合にかえってストレスになることがあります。
下記の順番にゆっくりと自分のペースで排除していきましょう。
①考え方から変えていく
まずは考え方からです。
できるだけコントロール不可能なプラスサイドの事柄を追いかけないようにします。
もちろん目標などは必要ですが、それはあくまでフラットに行える日課のような作業に抑えるようにします。
例えば、有名なミュージシャンになりたいのであれば、その夢を実現できていないことや、現実とのギャップなどに縛られることはやめて、ただギターの練習は日課として行う、というくらいにします。
その先の事まで考えると、不要なストレスを抱え込むのでやめましょう。
自分がプラスサイドの事を考え始め、縛られそうになったら、思考をストップする癖をつけます。
逆にマイナスサイドについては常に頭に入れておき、ことあるごとに思い出して対処するようにします。
例えば、
(プラスサイドは思考停止する)
売れっ子芸人になりたいのに売れていない現実が辛い → 思考停止してその事は考えない → 日課のネタ作りだけは行う
(マイナスサイドは常に考える)
友達に飲みに誘われる → お酒で失敗することが多いことを自覚する + その友達は愚痴っぽい → 酒の席を断る → お酒の失敗がなくなり、愚痴も言わなくて済む → 幸せが近づく
②小さな選択を変えていく
考え方に慣れてきたら、小さな選択を変えていきます。ここが1番重要です。小さな選択ができるようになれば、おのずと大きな選択もできるようになります。
例えば
SNSがストレスならば、スマホでアプリを開かない、通知をオフにするなど、触れる機会を減らす。
お酒がストレスや失敗の原因であれば、飲み会の誘いを半分ほど断ってみる。
愚痴を言う人とは距離を取ってみる。
経済状況が原因であれば、転職を考えてサイトに登録してみる。
満員電車の通勤がストレスなら、満員にならない時間にずらす。
人の評価が気になるようであれば、自分が満足できたかどうかを第一指標にする考えに切り替える。
自分に対しての過度な期待が不安感を煽っているのであれば、その期待値をかなり下げる。
などなど。
特に最後に挙げた「自分への過度な期待」は、共通してマイナスサイドに存在することが多いです。これは本当に早いうちに排除すべきです。
宇宙のようなとてつもなく大きな流れからすれば、別に僕やあなたの人生なんて本当にどうでもいいものです。チリやホコリにもなりゃしません。そんなもんです。
とまぁ、とりあえず身の回りですぐに出来そうなことから変えてみますしょう。
③大きな選択を変えていく
小さな選択ができるようになると、マイナスサイドの排除が効果を発揮し始めます。
そうすると、自然と大きな選択ができるようになります。(なので、あまりここは意識しなくても良いです)
愚痴の多い職場が原因であれば、思い切って辞めてしまう。
電話のコミュニケーションが苦手ならば、電話に出ないキャラを確立してしまって絶対に電話には出ない。
SNSが原因ならば、全部のアカウントを削除する。
日本が原因ならば、明日海外に移住する。
など、マイナスサイドの根本を断ち切るような選択ができるようになります。
難問を解くのではなく、難問を避けるようにしよう
プラスサイドの事柄は、実は誰も解くことのできない難問だらけです。しかも、解き方なんてものもありません。
夢を実現する方法 → 誰も知らない
なりたい自分になるには? → 誰も分からない
挑戦すればなんとかなる → なったりならなかったりする、つまり分からない
ポジティブシンキングが幸運を引き寄せる → 抽象的で結局よく分からない
つまり、そんな問題に取り掛かること自体が、非常にナンセンスで馬鹿げたことなんです。
プラスサイドに縛られてしまうと、笑顔もなくなり、不機嫌になり、人が周りからいなくなり、どんどんマイナスサイドの要因を増やしてしまいます。
「幸せ」に関しては、とにかくコントロールできないことを避ける事だけが重要です。
今からマイナスサイドを排除する思考へ変えることは簡単にできます。というのも、無理やりに無いものに目を向けるプラスサイドの思考法とは違い、元々あるものに目を向けるだけだからです。
なりたい自分・夢・目標・挑戦、これらはとても素敵なことですが、決して縛られてはいけません。コントロールはできない難問であるから避けるべきだ、と自覚します。
プラスサイドからは軽やかに目を逸らし、対処できるマイナスサイドから減らしていきましょう。
驚くほど効果がありますよ〜^ ^
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