あなたも無意識に使っている?「普通」という言葉のリスク 世にはびこる普通主義

戯れ言

社内で誰かが自分のやり方とは違うことをした時、近所の人が変わった行動をした時、友達が自分の意にそぐわない事をした時、「普通はさぁ」と「普通」という言葉を多く使っていないだろうか?

これって実は非常に危ない考え方だ。どんな風に危ないかというと、加速度的に時代に取り残される可能性が高い、ってことだ。

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「普通」という思考はどこから来るのか?

僕もたまに使ってしまう「普通」という言葉、この言葉自体や「普通」を使うときのニュアンスは、どこから来ているのだろうか?

これには明治政府が制定した「富国強兵」制度が関わっている。富国強兵は、近代国家を目指した政策である。簡単にいうと「全員右に倣えで一気に決められたことを効率よくやって発展しましょう。その結果あなた達も豊かになりますよ」という事、その中で1番利用されたのが「教育」だ。そして恐ろしいことに富国強兵時代の教育制度はそのまま現代の僕らの教育制度と繋がっている。もちろん近代化を図る上では有用だったかも知れないが、どう考えても今の時代には合っていないわけだ。(いまだに運動会で組体操とかやってるし。テレビではサザエさんやってるし。僕はサザエさん結構観てるけど)。そしてこの「右に倣え、右に倣ってれば豊かになって良い事があるんだよ」という教育がいわば「普通主義」ともいえる思考で、僕らの根底になってしまっている。ここに僕らが今でも普段使う「普通はさぁ~」という言葉のルーツがある。

ローリスクローリターン社会が構築される

よく「日本からは世界的な起業家が出にくい」と言われる。確かにその通りで、ここにも「普通主義」が顔を出す。最近はクラウドファンディングの登場などから比較的挑戦することにおいて金銭を集めやすくなったが、欧米のエンジェル投資家などの文化と比べるとその規模は格段に小さいし、「面白さや革新性」よりもまだ「堅実な利益」に重きが置かれている。つまり、10回投資して1回の投資が革新性を伴って100億円の利益になるよりも、10回投資して9回の投資が1億円ずつの堅実な利益になる方を好むということだ。また、その感覚の延長で「面白さや革新性」のスタートアップに小さな投資しか集まらないものだから、これまたスケールの小さなものが生まれて結果的に世界に遅れを取ってしまうわけだ。

革新的なアイデアや行動にも「普通主義」が好まれる

世の中で革新的な人っていうのは何人かいて、その人達の周りには多くの人が集まり始める。でも、本当に革新的な人の周りには人は集まらない。何故ならそこに僕らが大好きな「普通」がないからだ。前者の場合には革新的な人の周りに付く事が「普通」となっている論調や流れが一部のコア層で出来ているからいわゆる一般市民が大勢集まる。例えば有名なオンラインサロンなんかはその代表例でもある。(もちろんその主宰者の努力や信用があるから集まる。今回はそこを論じてはいない)。

だから、クラウドファンディングをやる場合にも「革新性」ではお金は集まらないよ、と僕は言っているわけです。

普通は捨てられない?!だからこそ積極的に「普通」を変えていく

ここで、逆説的になるが「普通」は捨てられるものだろうか?という考え方が出てくる。

つまり、「普通だと考えることは良くないことだから、普通って考えるのはやめよう」という「普通」が生まれるだけで、対象が移行しただけになる。だが僕はこの「普通」の加速度的な移行をお勧めしたい。何故なら今後のAIやIOTやブロックチェーンの第四次産業革命以降において自分の「普通」をどこに持っていくのかによって、極端に言えば生きていけるのかどうかが決まってくるからだ。

ではどの方向に自分の「普通」を持っていけばいいのだろうか?

好きなことをやっている奴を尊重して、自分も好きなことをやるのが「普通」

資本主義の変容形態としての価値主義という言葉が生まれている。価値主義とはざっくりいうと今まで数値化されなかったことに重きをおく経済形態のことだ。今までは歌が極度に上手でうまく芸能界を渡り歩く人だけに価値があったが、歌がそこそこ上手でも自分で発信して価値を作ることも可能になったし、インスタグラマーやユーチューバーも価値主義社会への移行期に現れた。

つまりこれからの時代はより個人が自由に自身を表現する事がそのまま価値になる。そうすると、今までの「普通」の範疇にいるのでは淘汰されていってしまうのは目に見えている。早めに「好きなことをやってる奴を尊重して、自分も好きなことだけしているのが普通」という感覚を持つべきだ。

まとめ

人間という生き物は結局のところ「普通主義」だ。世の中の「普通」の流れを敏感に感じ取って、瞬時に「普通」をアップデートすることこそが、本当の意味で「普通じゃない」ところで生きていける道なんだろうな。

というお話でした。

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