ソーシャルビジネスや社会貢献事業に役立つ社会問題の映画10選 パート2

ソーシャルビジネス

前回伝えきれなかったので社会問題を取り扱った映画特集「パート2」をお届けします。

社会問題を取り扱った映画となるとどうしてもドキュメンタリー系が多くなりますが、今回は半分くらいフィクション映画を取り上げてみました。(実話をもとにしている映画も多く取り上げました)

では、社会貢献やソーシャルビジネスにも役立つ社会問題を扱った映画10選の後編です!

「ソーシャルビジネスや社会貢献事業に役立つ社会問題の映画10選 パート1」はこちら

 

 

スポンサーリンク




日本と再生 光と風のギガワット作戦

原発批判の作品は数あれど、その代替えとなる自然エネルギーについて深く調査と考察を行った数少ない映画です。原発問題の是非は置いといて、自然エネルギーの実態が非常に興味深く、中国やアメリカなどが現在どうなっているのかなど大変勉強になります。
エネルギー関連の事業へ参入したい方には是非観てもらいたい映画です。

【映画 予告編】 日本と再生 光と風のギガワット作戦

 

キャピタリズム マネーは踊る

ご存知マイケルムーアおじさんの作品。彼の他の作品に比べて力は弱いのですが、資本主義経済について詳細をまとめてくれているので、ソーシャルビジネスや社会貢献事業を考える上で基礎的な対比情報として有益だと思います。興味のある方はマイケルムーア監督の他の作品も観てみると良いですよ!

キャピタリズム マネーは踊る

 

ダーウィンの悪夢

巨大な富を求めるがために崩れていく自然の生態系と、その代償を払わされる地元住民の関係性を描き出した作品。タンザニアの魚加工工場で生産されるナイルパーチ(スズキに似た巨大魚)をナイル川の源泉であるビクトリア湖に放流した結果、一旦経済は潤ったがそれを取り巻く様々な問題が多発して・・・という実際の話。これも単純に自然体系が崩れるという焦点ではなく、資本主義の構造を垣間見ることができる作品でおすすめです。

映画「ダーウィンの悪夢」予告編(04 仏墺白/日本公開0612)

 

ミツバチの羽音と地球の回転

山口県の脱原発の運動と、スウェーデンの自然エネルギーの成功例を対比させながら「持続可能な未来とエネルギーとは」を考察していく映画です。

この映画で考えるべきは、「なぜ日本ではできないのか?」だと思います。原発の是非ではなくて、そもそも選択肢として自然エネルギーが挙がらないのはなぜなのか、などを考えながら観ると見えてくるものが変わってくる映画です。

映画『ミツバチの羽音と地球の回転』予告編

 

未来を花束にして

1910年台のイギリスを舞台にした実話をもとにした映画です。イギリスで始めて婦人参政権を求めて戦った女性たちを描いています。とにかくキャリー・マリガンを始めとした俳優陣の演技が素晴らしく、過去のものではなく現在の僕らの出来事として物語に引き込まれます。女性参政権だけでなくても、現在も世界では(もちろん日本の各地でも)同じような種類の差別や格差は存在していて、常識という洗脳に侵されているマジョリティとの戦いはかなり厳しく過酷です。現代の同様の問題を今後取り扱っていきたい方や興味のある方は一度みる価値のある映画です。ちなみに僕はキャリーマリガンの大ファンです。カズオイシグロ原作の「わたしを離さないで」もおすすめです(余談)。

映画『未来を花束にして』予告編

 

happy 幸せを探すあなたへ

幸福度ってなんだ?という問題について、脳科学や心理学の世界的権威たちが考察を行ってく映画です。物質的な豊かさが必ずしも幸せというわけではない、といろいろなところで言われていますが、「いやいや本当かよ?」とも思いますよね?そこらへんを解く鍵を提示してくれている面白い映画です。極論を言えば、ドーパミンなどの脳内ホルモンがどうしたら自分は一番出るんだろうってことだけ意識して生きていけば良いんだと個人的には思いましたね。例えばですけど、小さい頃学校さぼってひたすら空き地で基地を作っていたことがあるんですけど、気がついたら7時間くらい経っててびっくりしました。先生なども完全にあきれてましたが、あのときの状態ってものすごく幸せな状態だったんだと思うんです。

映画『happy しあわせを探すあなたへ』予告編

 

パレードへようこそ

ここ数年、日本でもLGBTの問題や話題がオープンになってきたと感じます。この映画は80年代のイギリスでの実話をもとにしており、ストライキを続ける炭鉱労働者たちとその家族、それを助けようと立ち上がったロンドンの同性愛たちの交流や連帯を描いた物語としても大変おもしろい映画です。「綺麗事」をどうやって実現していくのか?ソーシャルビジネスとか社会貢献って「綺麗事」って言われることが多いけど、文字をみてよ!「綺麗事」綺麗な事、なんだからそりゃ言ったりやったりするべきだと思うんだよね。

パレードへようこそ(字幕版)
1984年のサッチャー政権下、不況に揺れるイギリス。ロンドンに住むゲイの青年マークは、スト中の炭坑労働者とその家族を支援するため、ゲイ&レズビアンの仲間たちと『LGSM』という組織を結成し募金活動を始める。しかしいざ募金を集めてみると、彼らへの偏見で支援の申し出はことごとく断られてしまう。そこに唯一支援を受け入れ...

 

わたしはダニエルブレイク

いくつかの実話エピソードを交えながら作られた、生活保護や制度の複雑さと人間模様を丁寧に誠実に描いている映画です。日本でも生活保護というと不正受給のイメージがありますが、不正受給なんて全体の2%に過ぎないわけです。クラスに1人くらい悪いこと考えるヤツっていたでしょ?それよりも少ないわけです。それよりも重要なのは「必要な人に必要な制度が届かないシステム構造」でしょう。この映画はそのシステムの疲弊を描いています。結構胸が締め付けられる映画です。相対的貧困の問題を考えるうえでとても参考になると思いますね。

「わたしは、ダニエル・ブレイク」予告編

 

誰も知らない

是枝監督の出世作ですが、これは観たことがある人も今一度客観的に観てもらいたい映画だと思い挙げました。相対的貧困の子供の貧困問題と深く密接に関わったネグレクトを主題にしていますが、この映画の一番の主題は「地域セーフティーネットの希薄化」だと思います。「なんでこの子達は子どもたちだけで生活しているんだろう?」という疑問と行動を起こす人が周りに誰もいないんです。いやそもそも自分のフィルターにそういった人間が入らないから「ないモノ」として認識しているということです。物理的に人がいるにもかかわらず、です。子ども食堂が全国に急速に増えている理由にも密接に関わっている映画だと思います。

『誰も知らない』予告編  ビデックスJPで配信中!

 

フロリダ プロジェクト

サブプライム住宅ローンの問題を絡めた、フロリダのディズニーワールドの周りに住む貧困層の問題に切り込んだ映画です。ディズニーと言えば現代資本主義の裕福さや幸せの象徴ですが、その魔法の王国の周囲では多くの貧困層たちが汚いモーテル暮らしをしていることはあまり知られていません。しかも実在する「マジック・キャッスル(魔法の城)」というモーテルはその名の通り魔法の王国の地域プロジェクトとして「外観のみ」綺麗に作られていて、中は暗く陰湿な雰囲気という施設で、なんともアメリカっぽいなと思ってしまいます。日本のネットカフェ難民にも考えがおよぶ内容だと思います。

YouTube

 

まとめ

 

今回はどちらかというとフィクションを多めに取り上げてみました。ドキュメンタリーとはまた違って、物語の力がより問題の本質を伝えてくれることも多くあります。ちなみに上記には取り上げませんでしたが、実在の人物をジュリア・ロバーツが演じた「エリンブロコビッチ」も環境問題に対する映画ですが一人の女性の生き方も学べるとてもおもしろい映画でおすすめです。やっぱり映画は素敵な表現方法だなと、昔映画監督をやっていた僕は思うのでした。

 

というお話でした。

スポンサーリンク

コメント

タイトルとURLをコピーしました