「もう絶対お酒なんて飲みたくないっ」
お酒で失敗をすると、必ずもうやめようと思いますよね?でもなかなかやめられないのがお酒ですよね。
今回はお酒をやめた時の具体的なメリットや、実践的にお酒をやめられる方法をお伝えいたします。
※今回の記事はアルコール依存度が一般的な程度の方へ向けて書いております。ご自身の依存度をチェックするには下記のリンク先をお勧めいたします。
◆アルコール依存症チェック(アサヒビール社)

Contents
お酒をやめる3つの実践方法
① お酒のない環境を作る
とにかくコレがほとんど全てです。
環境とは、
「物理的に行かないこと」
と、もう一つ
「お酒を飲まないキャラを確立すること」
の2つです。
まずはよっぽどのことがない限り「お酒を飲むことになりそうな場」から意識的に遠ざかります。
人と会う場合にも居酒屋ではなくてカフェや喫茶店などを選び、物理的にアルコールから距離のある生活を送るようにします。
また、どうしても人が集まる場所へ出向かなければならない場合は、「お酒を飲めないキャラ」もしくは「お酒は飲まないキャラ」をシラフのうちに確立します。
シラフのうちには自分もしっかりと持っていますし、相手もまだそれほど酔っていなければアルコールの強制はしづらいからです。
それでも強要されてしまう場合には「体質に合わない」「アルコールアレルギーである」など多少の嘘も必要です。
② 泥酔した姿を動画に撮って観てみる
2日酔いになったり、人に迷惑をかけたり、「よし!お酒をやめるぞっ」とその時は思っても、人は時間が経つと「今回だけはいいや」と自分を甘やかしてしまうものです。
自分の酒癖が悪いことなどをあらかじめわかっている場合などは、友達に頼んで泥酔現場の動画を撮ってもらうと良いです。
実際僕の知人は、自分のあまりの醜態にゾッとして、それ以来お酒を全く飲まなくなったそうです。
そこまでストイックにならずとも、自分への戒めとして動画や写本を保存しておいて、飲み会の誘いがある場合や「飲みたいなぁ」と思った時に、自制心を保つために観てみるのもアリかなと思います。
③ 運動を日課にする
仕事から帰ってきてからのジョギングや筋トレ、ジム通いなどの運動を日課にすることで、自然とお酒から距離を置くことができます。
はじめのうちは少し辛いかもしれませんし、運動後にお酒を飲みたくなるかもしれません。
ですが、少しずつ慣れてくると、「運動>お酒」という気持ちになって、「今日は運動をするからお酒は控えなければならない」となります。
なぜかというと、特にジョギングやランニングは幸せ物質セロトニンや、モチベーションを上げてくれるドーパミンが分泌されるので、良い意味での中毒となるからです。
また、物理的にも「仕事帰りにお酒を飲んだら運動ができなくなる」サイクルになるので、相乗効果で自然とお酒の量が減ります。
お酒をやめる5つの効果(メリット)
お酒をやめると、実はとんでもなく素晴らしいメリットがたくさんあります!
① ダイエットになる
お酒をやめてしまうと、その分食べてしまうと思いがちですが、アルコールには食欲増進効果があるため、お酒をやめることで過剰に食べることを防げます。
また、お酒を飲むと血糖値が急激に変化します。
そして許容量以上のお酒を飲むと、低血糖の状態になるため、体は糖分を欲します。
お酒を飲むとラーメンを食べたくなるのは、身体が糖質と脂質の組み合わせ(低血糖から早く回復させる)を求めているからなんですね。
つまり、お酒をやめると血糖値が安定するので、暴飲暴食を避けることができ、自然とダイエットができるというわけです。
② 時間ができる
お酒の席に多く出席すると、行く前には「今日は早めに帰ろう」と思っていても、実際お酒がすすみはじめると「気持ちいいから今日はもっと居てもいいや」となり、ズルズルと時間を取られてしまいます。
また、深酒をした翌日は確実にパフォーマンスが落ちるので仕事や生活にも影響が出ます。
普段の血糖値のバランスが悪いと、精神的にも不安定になるため、長期的にみても多くの無駄な時間を取られてしまいます。
物理的に飲み会の席で取られる時間と、その後のパフォーマンスの低下によって取られる時間を合計すると、1回の飲み会で6時間以上の時間を捨てていることになります。
もちろんお酒は楽しい席ですので、有意義な時間なことも多いでしょう。ですが、飲みすぎたり、コントロール出来ないことが問題なんです。
③ 仕事がはかどる
体調も良くなり、血糖値のバランスが良くなると精神も安定しますから、当たり前ですが仕事がはかどるようになります。
短時間で物事がこなせて、頭の回転も早くなるので、より自分の時間を持つことをできます。
パラレルキャリアや副業など、個人の時間を充実させて価値を上げていくことが重要な時代ですから、仕事の効率化ができることは大きなメリットになります。
④ お金が節約できる
日本の30代の男性、1回の飲み会代金の平均は約5200円です。
月に6回で3万円の支出、年間では実に36万円の支出になります。
さらに時間を無駄にしていることも考えると、その時間に何か生産的なことができた可能性もあるので、その損失額は膨大です。
仮に上記の頻度ですと、飲み会で3時間、次の日のパフォーマンスが落ちて無駄にしている時間が3時間、合計6時間とします。
時間あたり2000円を稼ぐサラリーマンだったとすると、1回の飲み会の損失額は12000円、年間で864000円です。
飲み代と合わせると、なんと年間で約120万円もの損失になります!
ちょっと驚きませんか?
年間120万円あったら、かなり有意義なことに使えますよね?
⑤ 信用が上がる
お酒の席で酔っ払ってしまうと、相手に対して失礼な言動をしまう事があります。
無礼講なんて言葉も死語になりつつある現代では、信用が1番の資産です。
お酒を飲まなくなれば、当然そういった失敗をすることはなくなります。
また仕事の生産性が上がったり、健康的な精神状態で人と接することができたり、副次的にも信用が上がっていきます。
お酒で失うものベスト5
ここで今一度、お酒を飲み続けてしまうと、知らない間に失ってしまうものを確認しておきます。
① 信用
② 健康
③ 時間
④ お金
⑤ 未来
どうでしょう?
どれもこれも、人生においてトップクラスに大切だと言われるものばかりではありませんか?
結果的には⑤の未来を失うことになりかねません。
様々な良くないことの原因を辿ってみると、意外とお酒に行き着くことはありませんか?
短期的なデメリットと対処法
イライラするんじゃない?
依存症の場合は除き、健常な状態でお酒をやめてイライラすることは少ないです。
逆にお酒を習慣的に飲み過ぎている場合の方が、血糖値の乱高下によって精神のバランスが崩れて、気分にムラが出ます。
人間関係が悪くなるのでは?
お酒をやめられない言い訳に良くありますが、付き合いでお酒の席に行っても必ずしもアルコールを飲む必要はありません。
場を白けさせてしまうなどの心配や、付き合いで出席しないと嫌われてしまう、などの心配は人間関係において本末転倒です。
本当にあなたのことを大切にしてくれている同僚や友人であれば、理解してくれるはずです。
食べ過ぎて太りそうだよ?
アルコールをやめると血糖値の乱高下が防げるので、食べ過ぎ防止になります。
むしろお酒を飲んでいる方が確実に太りますよ。
上手な飲み方などは無い!実践あるのみ!
世の中には「上手な飲み方」のような記事も沢山あります。
ですが、実際にはある程度犠牲にしなければ「お酒をやめる」ことは難しいです。上手な飲み方なんてありません!
ただ、お酒をやめた時にこれだけのメリットがあることを考えると、今回お伝えしたお酒をやめるための実践方法を是非試してもらえたらなと思います!
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