トイレでおしっこをするだけで体調管理になる!サイマックスが挑むヘルスケアIoTとは?

ソーシャルビジネス

毎年の健康診断、人間ドック、脳ドック、皆さんも受けたことがあるでしょう?

でも、1年に1回の健康診断などでは、日々変化する体調や健康を管理することはできませんよね。

Forbesにも選出された次世代を担う経営者、鶴岡マリアさん率いるサイマックスは、毎日のおしっこをしかも普通にトイレで用をたすだけで健康管理が行えるIoTサービスを開発し、急速に成長を遂げています。

ヘルスケア分野におけるAIやIoT、そこから派生するビッグデータの活用は、ソーシャルビジネスの観点からも、先進国や途上国含め人々の生活向上に直結しているため、今後のビジネスモデルとして非常に重要です。

今回はそんなサイマックスの最先端IoTサービスについて考察します。

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尿は健康のバロメーター

IoT(モノのインターネット)の優れている点は、モノだけでなく付属するデータがビジネスとなり、より大きな市場(=社会貢献)を生み出すことにあります。

例えばサイマックスのモノは「トイレに設置するセンサー機器」ですが、同社の主力は「センサリングを活用して尿から得られるデータ」そのものです。

生活習慣病の約割8割は何らかの形で尿(おしっこ)にデータとして現れます。既にある膨大な統計データとして信用できる数値に対して、ただトイレにおしっこをするだけで病気の兆候をスマホなどのデバイスで確認することができます。

具体的にはセンサーで尿から最大17項目のデータ(グルコースやたんぱく質など)を取得します。取得したデータを過去のデータや一般的な基準値と比較をし、生活習慣病などにリスクを検知するという仕組みです。

体重計と同じ感覚で気軽に使える

皆さんたまに体重計に乗りますよね?太った自覚症状がなくても、実際に3㎏とか増えていると「ヤバイ!痩せなきゃっ!」となると思います。ですが、体全体の不調については常日頃から簡単に知る術はありませんでした。

サイマックスのサービスは、まるで体重計に気軽に乗るように、日々のトイレが自ずと健康管理になるサービスなんですね。

鶴岡CEOのインタビューによると、

 「さぼりやすい性格の私自身が欲しくなるデバイスを目指した。“健康オタク”になって健康ばかり気にしたくはない。勝手に測定をしてくれて楽に過ごせるほうが幸せだと考えた」

(ITmediaニュースより抜粋)

とのことで、非常に利用者目線に立って作られたプロダクトだなと感じます。

健康管理で重要なことは「気軽に継続できること」に尽きますよね。いつもの行動を変える必要がない、という点は今後のIoTビジネスにとって中心となる考え方かもしれません。

利用者目線の通信設計

通常のIoTデバイスは、Wi-fiやBluetoothで接続するものがほとんどです。この場合、特に高齢者の方や子供ではセットアップが難しく挫折してしまうこともあるでしょう。

サイマックスのサービスはその点に配慮し、デバイスの中にSIMカードが入っています。

私たちが普段スマホで使っているものと同じです。つまり、特別な操作をすることなくデータを自分のスマホなどのデバイスへ簡単に送信してくれるというわけです。

安心・安全の暗号化でデータを送信

ここまでお話しすると「自分の体調データが盗まれたら嫌だ!」という意見が出てくるでしょう。確かに毎日の個人の体調データはかなりパーソナルな情報なので、取り扱いは慎重でなければなりません。

ですが、サイマックスでは通信に暗号化技術を用いているので安心です。

仕組みとしては

①おしっこをセンサーが感知する

②分析前のデータを携帯電話回線でサイマックスサーバーへ

③おしっこのデータを解析

④体調データをあなたへ送信

という流れで、解析前のデータに関しても暗号化されているので安全なんですね。

個人に対するヘルスケア情報を

おしっこをすればするだけ、あなた個人のデータは蓄積されていきます。例えばお酒をたくさん飲む方はそういった数値が高くなりますし、そのためにはどんな食事や習慣改善を行えば良いかの正確なアドバイスもサービスに組み込まれるでしょう。

明らかな異常が現れた場合、初期の段階で病院を受診すれば、初期の段階で見つかる病気もあるかもしれません。

まさにサイマックスのサービスは私たちの生活に欠かせないパートナーになる可能性を秘めています。

様々な可能性を持つサイマックス

このサイマックスのセンサリングの仕組は、現代社会の様々な問題に対して特効薬となる役割を果たす可能性があります。下記に挙げた以外にもかなり広範囲に応用の効く素晴らしいサービスだと感じます。

医師のよきパートナーとして

現在医師や医療関係者の負担は非常に大きくなっており、今後は高齢化と労働人口の減少からより一層過酷な状況になりかねません。サイマックスのサービスは医師や医療関係者でなくてもできる部分を補助的に行うことが可能なサービスです。患者が最低限の自分の情報を毎日計測でき、自分でサービスを活用しながら適時判断することができれば、間接的にも直接的にも医療機関にとっての負担は激減します。

企業の生産性向上

企業の福利厚生の一環として非常に魅力的であるシステムです。企業にとっては未然に社員の体調不調防ぎ、離職につながるような事態の防止に役立ちます。また、日々細かな体調管理を行うことで仕事のパフォーマンス自体の向上という面も期待できます。私が企業に勤めた場合でも、こういったサービスがあると非常にありがたいと思いますね。あとはお酒の飲みすぎが減るかもしれませんね。

高齢者問題や在宅医療の補助

日本で一番の問題は、世界のどの国もまだ直面したことのない高齢化問題です。今後どんどん逆ピラミッドをたどる人口分布を考えると、高齢者の方々がより快適に過ごすことができて、かつ周りの人々が高齢者を支える際の負担を軽減することが急務となっています。

サイマックスのシステムであれば、日々の健康管理を簡単に行うことが可能なので、ちょっとした体調変化の兆候を見逃すことがありませんから、未病という観点や在宅医療の負担軽減などの観点からも非常に魅力的です。

子供の体調管理

私自身が子ども支援のNPOを運営していることもあり、子どもたちの健康管理のインフラとして非常に興味があります。もしも学校や施設にて導入することが可能であれば、子どもたちの小さな異変に早く気づくことができるため、教師や医療関係者の負担が減ります。また、相対的貧困と言われる家庭の子供は栄養が足りていない(偏っている)場合もあり、そういったことも尿の変化から読み取れる可能性があります。つまり、表面では分かりずらい貧困家庭の問題を定量的に把握することにつながり、ひいてはネグレクト等の悲しい問題に子どもが直面することを未然に防ぐことにつながる可能性もあると思います。

途上国などの支援

サイマックスのシステムの可能性は先進国だけでなく発展途上国にとっても重要です。NGOやソーシャルセクターの人々が現地の方々を支援するうえで、客観的な定量的データを細かく提示できることは重要です。そういう意味ではCSV(クリエイティブソーシャルバリュー)においての可能性も十分にあり、ソーシャルビジネスとして広く展開することが可能です。また、このシステムのより救われる命は多くあると思います。

家にもほしいサイマックスのサービス

今のところ企業等のtoBの活動がメインであり、まだ一般ユーザーでは利用者の少ないサービスですが、私はできるだけ早くサイマックスのサービスを家に欲しいと思いました。私事で恐縮ですが、非常に健康を数値化することには興味を持っていて、10年以上前にまだ高額だった遺伝子キットを購入しましたし、あらゆるアレルギーを調べる遅延性アレルギー検査なるものも受けたことがあります。自分の状態が数字で表されるというのは非常に興味深い体験です。

サイマックスのサービスが日常にあれば、健康について余計な心配をする必要がなくなります。一日も早く一般的に普及すると素敵ですよね!

というお話でした!

◆サイマックスのホームページ 
https://symax.jp/

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