タイヤを売らないタイヤ屋さん?!栃木の中古タイヤから世界を変えるアップライジング

ソーシャルビジネス

社員の6割がワケあり社員、捨て猫をバンバン引き取って育てている猫ルーム、地元の人が無料で使える貸し会議室。何の会社かというと中古タイヤの専門店。

第3回ホワイト企業大賞で人間力経営賞を受賞した有限会社アップライジングはマジでぶっ飛んだ素敵な企業なんです。

※使用している写真は有限会社アップライジングホームページおよび齋藤幸一社長facebook等より引用させていただきました。

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アップライジング社長 齋藤幸一さんのすごさ

帰り道でいきなりゴミを拾い始める齋藤社長

しかも素手で!一つ拾えば一つ綺麗になる

以前ある講演会でご一緒したアップライジングの齋藤幸一社長とたまたま帰り道が一緒になり駅まで歩いていると、齋藤さんがおもむろに落ちている空き缶を拾います。そして話しながら近くのゴミ箱に捨てます。そしてまた歩いては空き缶を見つけると拾って捨てます。僕が質問すると「いやー目の前に空き缶があったら拾って捨てるでしょう?」と。

他の方から話を聞くと、齋藤さんは海外でも同じように落ちているゴミがあると拾って然るべきところに捨てに行くらしく、環境が整備されていないゴミだらけの東南アジア諸国でもゴミ拾いを始めてしまうのだとか。

お金を払ったビジネスホテルにも感謝を忘れない

ルームキーパーがこれを見たら絶対ほっこりするでしょう

翌日齋藤さんのfacebookがアップされていたので読んでみると、宿泊したホテルへメモ書きのお手紙を残しています。「泊まらせていただきありがとうございました」という主旨の手紙と、使う必要のないタオルやアメニティは使わないという主旨の文章に本当に驚かされました。出張の際も自宅からタオルや残っているシャンプーや歯ブラシなど全て持参して、無駄な消費はしないそうで、とにかく歩くエコ人間だなと思いました。(ホテルに残す手紙には文末に「歩くパワースポット 齋藤幸一」とか「栃木のスーパースター 齋藤幸一」などと書いてある事もあり、おもしれー人だなぁと思う 笑)

できる事は何でもやっちゃうスーパーヒーロー齋藤幸一さんの転機とは?

将来有望だったプロボクサーが日本を代表するホワイト企業を作った

齋藤さんは元プロボクサー(かなり強かった)で、その後健康食品販売などを行いますがめちゃくちゃ失敗してかなりの借金を背負います。ですが中古タイヤの需要に気がつき、中古タイヤ買取販売を始めてからグングンと経営が上向きます。

そんな中、東日本大地震が起こり、その炊き出しの手伝いに誘われて参加することになり、「人に感謝されること、人が喜んでくれること、これは自分1人の喜びよりも何十倍も大きい」と考え方の大転換が起こったそうで、その後から人の困り事を解決することが趣味みたいなものになったそうです。

アップライジングというタイヤを売らないタイヤ屋さんのすごさ

まだ使えるものは「まだ使えますよ」と言う正直スタイル

正直なところに良品は集まる

中古タイヤ店の主力商品は当たり前ですけど中古タイヤですよね?品質の良い中古タイヤを安く仕入れて出来るだけ高く売る事で利益を出します。ですが、このアップライジングさん、まだ使えるタイヤは正直に査定して「まだこのくらいは使える」ということを伝えるのだそう。いや、すごいなぁと思いますよね。でもこの丁寧で正直な姿勢から、「タイヤを売るならアップライジングだな」という方々が増えるのも納得です。

捨て猫を拾って育ててしまう猫ルーム

ねこルームでは元捨て猫が愛情たっぷりに育てられている

こんな企業ですから、社員の人も心優しい人が沢山いて、捨て猫を拾ってきてしまったそうで、もちろんそこで受け入れてしまうのが齋藤さん。沢山の捨て猫を受け入れて、「どうせなら猫ルーム作っちゃおう」と癒し空間の猫ルームを作ってしまいます。ですが、この猫ルームが待ち時間のお客様の癒しになったり一役買っているそうで、通常男性客ばかりの中古タイヤ店の中でアップライジングの顧客男女比は1:1になっているというのだから驚きです。

地域の人々が無料で使える貸し会議室

地域みんなが使える無料会議室

地域の人から話し合いができる場所があまりないという話を聞けば、「じゃあうちの会議室を貸し会議室として無償開放しちゃおう」となる齋藤さん。これが地元のPTAや奥様方や他の近くの会社さんにも大好評。

凄いのは「無料」で開放しているけれど、ここで齋藤さんが稼いでいるのはお金ではなくて信用なんですよね。

貸し会議室を有料にしてそこで利益を出さなくても、無料でいつも貸し会議室を使っている人は「他の店で中古タイヤを買う、売りに行く」という選択肢はあまり持たなくなります。「買ってくれなくても、中古タイヤを売りにきてくれるくらいでいい、その時にアップライジングを選んでくれればいい」くらいの緩いスタンス、でもこの下心のない貢献がリピーターに繋がっているんですね。

ワケありでも積極的に採用、社員の6割がワケあり社員の強み

毎朝の朝礼 タイヤとともに自分も磨く

※ここでは差別的な意図はなく、単純に事実として記載します。

児童養護施設の出身者、薬物に手を出してしまった過去がある人、障害を抱えている人、高齢で働き口のない人、など世間でいうところの「ワケあり」な方々が全体の6割を占めていると聞いて最初は本当に「え?」と思いました。

ですが齋藤さんに話を聞くと、逆に健常者の社員が「この人にはこういったやり方の方がやりやすいのではないか?」など考えるきっかけになったりと、一人一人の人間力が多様性の中で鍛えられるのだといいます。

また、大変なことはあるでしょう?と聞くと、「大変なことはもちろんあるけれど、得意な仕事を見つける事ができると他の人以上にできるようになるから、何の業務がその人に合うか、見つかるまで一緒に試すんですよ。」と仰っていました。実際、視覚障害の女性が他の仕事は失敗ばかりだったけれど、最後に行き着いた輸出用タイヤの仕分け作業で目を見張る能力を発揮したり、障害を抱えているけど筋トレが趣味のため、重労働のタイヤ剥がしを率先してやり続けて他の人が真似できないタイヤ剥がし名人になってしまった人もいるそうです。

じゃあベトナムにもアップライジングを作っちゃおう

ベトナムからの研修生はみんな真面目で優秀

ベトナムから技術研修生を受け入れているアップライジングですが、「せっかく技術を身につけて祖国に帰っても、その技術を活かせる職場がない」という問題が発生した時に、「じゃあベトナムにもアップライジング作っちゃおう」ということにすぐになったそうです。そんな齋藤さんの心意気になんとソーシャルビジネスの提唱者であるムハマドユヌス氏が賛同し、ユヌス氏のグラミン銀行発祥の地バングラデシュにも出店が決まります。

その他、タイヤの売り上げの一部をアフリカの子供兵の社会復帰や東南アジアの貧困支援にも寄付するなど、国際的な支援活動を本業を通してしています。

綺麗事が繋げる縁、あらゆる常識をフラットにして綺麗事で突き進む先には?

ユヌス氏との共同事業記事

普通に歩いていてもゴミがあれば拾う、お金を出したホテルにも感謝の手紙を残す、困った人がいれば受け入れる、人間として本当は当たり前のことを「感謝」という最強の武器を使って下心なく行うことは、簡単なようで1番難しく、更に難しいようで実はすぐに実行できる事でもあります。

最後に、齋藤さんと話しながら帰っている時に印象的なお話をしていただきましたのでご紹介します。

ある心の病がある社員が、その日朝から出勤しなかったそうです。電話にももちろんでません。齋藤さんがその社員の自宅へ仕事そっちのけで直接向かうと、その社員は家でどうしても出勤できなくてうずくまっていたそうです。

その時に齋藤さんが思ったことは「生きててくれてありがとう」だったそうです。

この言葉に齋藤さんやアップライジングという稀で人間的な企業の根底がある気がしました。

というお話でした。

有限会社アップライジング

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中古タイヤ販売、アルミホイール買取のアップライジング 栃木 群馬 茨城
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