不透明性の美徳は通用しない!?吉本興業にみる透明性時代に生き残る3つのポイントとは?

ビジネス論

闇営業から端を発し、反社会勢力と接点を持ってしまった宮迫さんの騒動からは、時代にフィットしていないシステムの構造が見えてきます。

この問題は

良いのか?悪いのか?

ではなく

合っているか?合っていないか?

の論点で本来は話すべきです。

結論から言うと、吉本興業(もしくは日本の芸能界やショービジネス)の持つ構造が、現代に合っていなかった、というだけの問題です。

おそらく30年前くらいには、吉本興業の契約書を交わさないスタイルや、芸能界の忖度(そんたく)文化は、むしろ時代にフィットしていたでしょう。

繰り返しますが、これは不透明だから悪い、透明性があると良い、という単純な話ではなく、個人が社会と良い関係を築いていくためには、背景にある最新テクノロジーや構造とフィットした方が生きやすいという話です。

では、過剰なくらいに透明性が求められる現代の背景には何があるのでしょうか?

また、時代の中で個人はどのように生きると良いのか?その点についてお伝えいたします。

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何故吉本興業は破綻しかけているのか?

吉本興業や芸能界が破綻しかけている一番の理由は、やはり透明性を無視して、恩義や忖度(そんたく)で物事を進めたこと、またそういった構造を変えなかったことです。

なぜかというと、その背景に透明性を強制する最新テクノロジーが既にあるからです。透明性がインフラとなるテクノロジーが浸透してしまっているので、忖度や義理人情という非常にあいまいな定性的(数字にできない事柄)な手法は、あっという間にほころびが出ます。

吉本興業がやり玉に挙げられていますが、これはたまたまで、本来追求すべき構造を持っている団体や業界は山ほどあります。国のシステム構造も、もはや疲弊しているのは皆さんも感じていることでしょう。

時代の背景には最新テクノロジーが存在する

僕らの生活は「産業革命」という伏目のテクノロジー大転換によって劇的に強制的に変えられてしまいます。

大切なことは「強制的に」という事です。

個人がこの流れに逆らうことは出来ません。

最新テクノロジーがもたらす変化とは?

では、最新のテクノロジーがもたらす変化とはどんなものがあるのでしょうか?

①生活スタイル

インターネットやスマホやSNSが出てきてから、誰とでもどこでも繋がっている状態になりました。当然社会生活の光景も変わりましたよね。

②情報量(情報格差が小さくなる)

良い面として、情報量と情報格差が無くなるので、世界における貧困なども劇的に小さくなっています。

悪い面としては情報の波に溺れて、逆に選択がしにくい状況にもなります。

③世の中のルール

自動運転車が普通に走るようになると、当然交通法も事後の場合の法律も変わります。テクノロジーは世の中のルールを根本的に変えてしまいます。

④人間の存在そのもの

テクノロジーが進化すると、人間ができることやできないことも劇的に変化します。

当然日々接する仕組みが変わるということは、僕らの脳の構造も少しずつ変化していきます。

つまりは人間という存在の変化という、ちょっと哲学的な部分も出てきます。

人間はテクノロジー側に合わせなければならない

こういったテクノロジーには、人間側が合わせていかなければなりません。道具はあくまでも道具であり、その道具を使う僕らがそれにフィットしなければなりません。

では、なぜ現代社会ではここまで透明性が求められるようになってしまったのでしょうか?

なぜ現代は透明性が求められるのか?

では、現代におけるテクノロジーの変化において、なぜ透明性が求められるのかというと、簡単に言うとテクノロジーのせいでウソがつけなくなったからです。

もちろん良い側面の方が大きいと思いますが、淘汰されてしまう古いシステム側からみると不都合の多いテクノロジーです。

インターネットがインフラとなり、世界の情報格差がなくなったうえで、snsによって常に個人が誰かから監視されています。

また、もっと根本的なテクノロジーとして、ブロックチェーンやそれに付随するスマートコントラストというテクノロジーが挙げられます。

仮想通貨とセットで語られることが多いのですが、この2つは簡単に言うと「特定の誰かが管理しているわけでもなく、自動で、改ざんができないシステム」の事です。

こういったものが僕たち個人の意思とは無関係に、どんどん社会に流れ込んでいます。

そして今、労働力の面ではAIが台頭してきているので、より社会が持つリソースや生産物が定量的(数字で表せるもの)になっていきます。

つまり必然的・根本的に透明性が求められる仕組みとしての社会が出来上がっていくわけですね。

透明性時代に生き残る3つのポイント

①最新テクノロジーを理解する

まずは、その時代の最新テクノロジーがどんなものなのかを知ることが大切です。

知ったうえで自分が利用するのかしないのかを選択することは自由ですが、そもそも知らないということはリスクです。

②オープンとクローズを使い分ける

透明性の時代には、誰に対してどの程度の自分を開示するのか、が重要になります。

ルールを明確にしたうえで、クローズな空間では全てにおいて透明にして、信用を得なければいけません。

また、オープンな場でも「自分はクローズな場所があります」という正直さと「希望する人はクローズの部分にどうぞ入ってきてください」という仕組みを持つことも重要です。

③全体最適で考える

例えば100人の重要な友達がいて、1人の短期的な利益が守られそうなウソをついて、あとあとバレた時には100人がピンチになるようなことは絶対にダメだということです。

今回の吉本興業の例のように、契約書を交わさずに誰にも本当のことを知らせないシステムは、ずっとウソをつき続けているのと同じですから、遅かれ早かれどこかで破綻するのは目に見えていました。

先程説明した通り、テクノロジーとしてもうウソはつけない時代ですから、全体の最適を考えて行動しなければなりません。

義理人情はいらないのか?

実は義理人情は残ります。義理人情の使い方が変わるだけです。

簡単に言うと「義理人情でやったことを正直に全ての人に言うスタンスが取れるのか」を基準にして判断します。

例えば月の給与が1万の芸人に「俺が黙っといてやるから、懐にお金入れときなさい」と言ってかくすスタンスを取るとアウトです。

この場合には「懐にお金は入れろ。でもその問題については会社や世間の人にも言うわ」ってやります。

極端な例ですけど、後者の場合はただの情報として世間にジャッジされますが、前者は個人が行ったあいまいな選択として叩かれてしまいます。

義理人情は今後の社会においてもとても重要な事ですが、全体最適として義理人情や忖度を行う必要があるということです。

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